ウェアラブルカメラとは
小型のカメラをメガネに装着し、若手医師が見ている一人称視点の映像を取得します。
USBケーブルでつながった無線端末から院内WiFiを経由してリアルタイムで映像が医療情報端末に入力されます。
装着した医師の視点を再現でき、画像を共有した指導医から適切な指示を受けることができます。
新しい医師のOn the Job trainingの形です。
カメラ部
非常に軽量(16g)のカメラをメガネのテンプル部に装着し、ライブ動画を撮影します(画角70°、HD画質, 30fps:MCS-M291A:㈱インフィニテグラ製 )。カメラ自体に通信機能はなく通信端末に接続して使用します。
通信部
single board computer (RaspberryPi4® 8GB)を院内ネットワークに接続し院内オンライン会議(KUMEX会議)に接続。モバイルバッテリー(4400mAh)で5時間ほどの駆動が可能になります。
イヤホンマイク部
(Bluetooth 5.0接続 ヘッドセットVOYAGER5200:Plantronics社製)で指導医と直接対話します。
患者の音声も共有したい場合は診察室の机の上に置けるワイヤレスマイク( WirelessGo :RODE社製)とカナル型ワイヤレスイヤホンを組み合わせます。
KUMEX
(Kobe University School of Medicine Web Conference, Lecture System)
オープンソースのBigBlueButtonを用いて開発したWebRTC会議システム。イントラネット内で電子カルテ画面の共有が可能。
低遅延で暗号化されており、院外サーバーを介さないため、院内で運用する限り個人情報漏洩の心配がありません。
システム
組み合わせて院内サーバーで立ち上がっているKUMEX会議に参加。
セキュアな回線で接続した関連病院とも共有が可能です。
メガネ型ウェアラブルカメラを装着した若手医師の視点・音声を共有し
指導医が指導を行います。