この取り組みは兵庫県の支援を受け、
神戸大学の関口兼司が中心になって行いました。

神戸大学大学院医学研究科脳神経内科学分野
准教授 関口兼司 

脳神経内科とICT

脳神経内科は稀少疾患を診療する専門診療科と思われがちですが、脳卒中、てんかん、認知症、頭痛、末梢神経障害をはじめとした、高齢者に有病率の高い疾患を担当するため、本当はもっと必要とされるはずの診療科です。しかし専門医数は少なく、需要に追い付いていない現状があります。専門医の育成は私たちの最重要課題の一つです。
そんな中でコロナ禍が訪れ、さらに専門医育成のハードルが高くなってしまいました。 しかし、既存の通信技術を活用して、十分この問題をクリアできることを私たちは見出しました。地域によって異なる医療の問題を地域で解決していく仕組みが重要です。ICTを活用して、適切な医療にたどり着けない人が少しでも減ることが私たちの願いです。